
人を知る
石倉 治
2007年入社
食品共配チャーター事業部
マネージャー
自らの責任下で判断する、
その厳しさと手応え
10年の経験を踏み台に、
キャリアアップを目指して転職
山形で生まれ育った私は、大学卒業後に大手運送会社に就職し、地元山形の支社で10年近くドライバー兼事務職に携わってきました。業界の中も外もひと通り経験し、ステップアップを考えていた矢先に耳に入ってきたのが、埼玉の運送会社が山形に物流センターを開設し所長を募集する、という情報だったのです。「所長職ならばこれまでの経験をベースに管理スキルを磨けるはず。さらに新規開設だからこそ、これまでの環境をリセットして再出発できる。」そう考えた私は迷わず転職を決意しました。
三協運輸サービスの山形物流センターは、全てがゼロからのスタートだったため大変な面もありましたが、それにも増して全体を統括するマネジメント業務はやり甲斐があり、充実した日々を過ごすことができました。そして4年後、私は埼玉の越谷物流センターにマネージャーとして異動し、現在に至ります。

経験値が、マネージャーとしての
資質を高めてくれる
越谷物流センターでは、メーカーから届く生活協同組合様の商品を保管し、それを配送エリア毎に仕分けを行い、個配事業部のドライバーへ渡すまでの一連の業務を担っています。とはいえメーカー数は50社を超え、大型トラックは1日に30台以上が出入りするため、正確で慎重な管理が欠かせません。そこで当センターでは食品共配システムであるWMS(Warehouse Management System)をカスタマイズして活用し、業界トップクラスの生産性を確保しています。
時としてマネージャーは、瞬時の判断を迫られることがあります。たとえば配送すべき個数に対して在庫が足りないと判った時にどうすべきなのか。生協経由の追加注文だと時間的なロスが生じるため、私はWMSをにらみながら直接メーカーヘ発注をかけ、生協へは事後報告を行います。これまでの経験から、商品を待つお客様を最優先すべきとの考えからですが、自らの責任でそうした判断が行えるのはこのポジションならではと言えるでしょう。
マネージャーとしてのやり甲斐を感じるのは、やはり売上目標を達成できた時ですね。そして最終的により多くの利益が確保できた際には、ヒト・モノ・カネのマネジメントを預かる者として、この仕事に就いて良かったと実感できますよ。

プライベートの過ごし方
幼い頃に祖父に将棋の手ほどきを受けたことで、将棋に夢中になりました。近年は千駄ヶ谷にある将棋会館で開催されている「将棋道場」に通い、腕を磨いています。
私のモットーは“攻めの将棋”で、なかでも振り飛車での攻めが好きですね。現在、アマチュア2段相当との評価を頂戴しており、さらに様々な指し手を身に付け、定年退職後には将棋教室を開いて、子供たちに教えていきたいと考えています。
将棋は、仕事とは全く違う部分での集中力が求められることから、私にとって充分なリフレッシュになっています。一方で先を読み抜くというスキルは、仕事上で役に立っているかもしれませんね。







